老後を見据えたリフォーム
リフォームをするときは、現在のライフスタイルに合わせてプランを考えていく傾向もありますが、家は何年、何十年と長く住むことになりますので、将来のことも考えたリフォームをしておきたいところです。
老後の生活では、より安全に暮らせるということも大事です。高齢になると、ちょっとした段差でもつまづくこともあります。そして、車いすでの生活になる可能性もありますので、バリアフリーにすることも考えておきたいところです。浴室やトイレが安全に使えることも大事ですので、手すりをつけるなどの工夫もしておきましょう。
キッチンなどの設備も古くなっていくので、安全に使えるもの、より簡単に操作ができるものなどに選びなおすことも考えてみましょう。老後は、家事も負担になりますので、清掃がしやすい、汚れがつきにくいということも大事です。最近は、キッチンやお風呂も清掃性に優れたもの、汚れに強いものが登場していますので、家事の負担が少ないものであるかどうかも確認しておきたいところです。
老後のための段階的なバリアフリーリフォーム
ある程度の年齢になってから家のリフォームをする場合、老後のことを考慮に入れて回収を行うことで、年をとってからも快適な暮らしを約束できます。まず、リフォームは段階的に行うことが重要なポイントです。少し足腰が衰えてきたなと感じたときには、階段やお風呂場、それにトイレなどに手すりをつけることでかなり足腰への負担を軽減することが可能です。手すりの取り付けは工事も簡単で、一日あれば取り付けられるため、手始めに工事を依頼してみると良いかもしれません。
次に、手すりだけでは不十分になり、段差が気になるようになってから、住居のバリアフリー化を検討してみることです。特に、歳を取るとちょっとした段差でも転びやすくなります。そこで、段差の解消やお風呂場のリフォームを行います。そして最後に、寝室のバリアフリー化を忘れてはいけません。老後は2階に上がるのも大変になることがあるので、寝室を1階に作るためのリフォームを行います。